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Eiichiro Oda
尾田 栄一郎

ONE PIECE / The Press returns Part 9

ONE PIECE / The Press returns Part 9
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販売終了

モノクロームの物語表現であるマンガは、その草創期から、最も原初的な印刷方式である活版印刷で刷られてきた。現在でも「週刊少年ジャンプ」をはじめとするマンガ誌は、カツリンと通称される活版輪転印刷で制作されている。一方で、かつては校正刷や少部数印刷のために頻繁に使用されていた活版「平台」印刷機は、目にすることが稀になった。特にA2サイズの印刷が可能な活版平台印刷機は、日本でも世界でも、稼働が非常に限られたものになっている。

もともと活版印刷に最適化した表現であるマンガを、現在考えうる最高のクオリティの活版印刷で作品化できないだろうか。「週刊少年ジャンプ」の印刷を行う共同印刷株式会社の協力により、長野県の蔦友印刷株式会社で現役稼働する活版平台印刷機と、この印刷機を稼働させられる熟練のスタッフが見つかった。1960年代に製造されたドイツ製のハイデルベルグ印刷機を用い、コットン100%のアート用紙「グムンドコットン マックスホワイト」に、強い印圧でプレスする。オフセット印刷でも、リトグラフ印刷でも、シルクスクリーン印刷でも不可能な、物理的なインパクトのある唯一無二の表面。そこに触れると、印刷面が凹んでいることが分かる。

「The Press」と名づけたプリントシリーズは、その独自の表現が評価され、GMUND AWARD 2021アート部門大賞を受賞した。

2023年、春。蔦友印刷の事業停止の報告が飛び込んできた。突然の知らせに驚きながら、急遽、大判の活版印刷を行える会社を探した。3年前でも見つからなかったものが、果たしていま見つかるのだろうか……。

二社、見つかった。しかも東京に。一社は浅草、一社は神楽坂。

日光堂(浅草)は、日本製の印刷機が稼働。TOKYO LETTERPRESS(神楽坂)は、ドイツ製の印刷機が稼働。いずれも貴重な印刷機であり、機械の特徴、刷り方も異なる。各社の協力を得て、検証〜研究の結果、「The Press」シリーズを継続することが可能になった。

マンガ作品はもちろん、希少になった印刷機と、印刷技術を後世に伝えていくことも目的にしたコレクション。

edition 20のうち、最大14点を抽選販売。
*集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリー(麻布台ヒルズ)でも販売予定

作品のみどころ

マンガの起源にある活版印刷に立ち返る

モノクロームの物語表現であるマンガは、その草創期から、もっとも原初的な印刷方式である活版印刷で刷られてきました。現在でも「週刊少年ジャンプ」をはじめとするマンガ誌は、カツリンと通称される活版輪転印刷で制作されています。

一方で、かつては校正刷や少部数印刷のために頻繁に使用されていた活版「平台」印刷機は、目にすることが稀になりました。特にA2サイズの印刷が可能な活版平台印刷機は、日本でも世界でも、稼働が非常に限られたものになっています。

もともと活版印刷に最適化した表現であるマンガを、現在考えうる最高のクオリティの活版印刷で作品化できないだろうか。

活版平台印刷機を用い、コットン100%の「グムンドコットン マックスホワイト」にプリントを行ったのが、「The Press」と名づけたこのシリーズです。

ARTWORKS

尾田 栄一郎

ONE PIECE / 覇国

A2 (594 x 420mm)
2025,editions 20

ARTIST

Eiichiro Oda尾田 栄一郎

1975.01.01 ~

1992年『WANTED!』で週刊少年ジャンプ・手塚賞受賞。1997年『ONE PIECE』の連載を開始。同年コミックス1巻発売。1999年にテレビアニメ化される。2012年、初の展覧会『ONE PIECE展』を開催。

1992年、『WANTED!』で第44回手塚賞準入選(「月火水木金土」名義)。
1993年、『一鬼夜行』で第104回ホップ☆ステップ賞入選。2006年、 『ONE PIECE』で日本のメディア芸術100選マンガ部門選出。2012年、 『ONE PIECE』で第41回日本漫画家協会賞大賞受賞。2018年、 熊本県民栄誉賞。

TITLE

ONE PIECE

掲載誌:週刊少年ジャンプ
連載開始年:1997

ひとつなぎの大秘宝ワンピース」をめぐる海洋冒険ロマン。モンキー・D・ルフィが海賊王を目指す。1999年テレビアニメ化。2015年6月15日、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定。全世界累計発行部数は、2022年8月時点で5億部を突破している。

LABEL

この抽選販売では、次のレーベルから作品を提供いたします。

The Press (Tokyo)

マンガの起源、活版平台印刷機に立ち返る

モノクロームの物語表現であるマンガは、その草創期から、最も原初的な印刷方式である活版印刷で刷られてきました。現在でも「週刊少年ジャンプ」をはじめとするマンガ誌は、カツリンと通称される活版輪転印刷で制作されています。

一方で、かつては校正刷や少部数印刷のために頻繁に使用されていた活版「平台」印刷機は、目にすることが稀になりました。特にA2サイズの印刷が可能な活版平台印刷機は、日本でも世界でも、稼働が非常に限られたものになっています。

もともと活版印刷に最適化した表現であるマンガを、現在考えうる最高のクオリティの活版印刷で作品化できないだろうか。

これが我々の問いでした。

物理的なインパクトのある表面

「週刊少年ジャンプ」の印刷を行う共同印刷株式会社の協力により、長野県・蔦友印刷株式会社に、現役稼働する活版平台印刷機と、この印刷機を稼働させられる熟練のスタッフが見つかりました。1960年代にドイツで製造された活版印刷機を用い、コットン100%のアート用紙「グムンドコットン マックスホワイト」に、強い印圧でプレスする。オフセット印刷でも、リトグラフ印刷でも、シルクスクリーン印刷でも不可能な、物理的なインパクトのある唯一無二の表面。そこに触れると、印刷面が凹んでいることが分かります。

2023年春。蔦友印刷の事業停止の連絡を受け、急遽、活版印刷可能な会社を探した結果、東京都内に2社、見つかりました。TOKYO LETTERPRESS(神楽坂)は、ドイツ製の印刷機が稼働。日光堂(浅草)は、日本製の印刷機が稼働。いずれも貴重な印刷機であり、機械の特徴、刷り方も異なります。各社の協力を得て、検証〜研究の結果、「The Press」シリーズを継続することが可能になりました。

マンガ作品はもちろん、希少になった印刷機と、印刷技術を後世に伝えていくことも目的にしたコレクションです。

オリジナルボックスにブロックチェーン連携販売証明書を同梱

すべての作品は、NFT管理サービス「Startrail PORT」に登録されています。NFCタグシール添付のブロックチェーン連携販売証明書を同梱(嘉瑞工房による活版印刷)。NFCタグシールをスマートフォンでスキャンすることでNFTの情報が閲覧できます。美篶堂制作の、集英社マンガアートヘリテージオリジナルボックスに収納してお送りします。

作品サイズ A2(420mm×594 mm)
使用用紙 グムンドコットン マックスホワイト
出力方式 活版平台印刷
セット内容
作品本体
ブロックチェーン連携販売証明書(嘉瑞工房による活版印刷・NFCタグシール連携)
マット紙
有害物質吸着特殊紙
取扱説明書
収蔵ケース

ONE PIECE / 覇国 より

ORDER GUIDE