作品について
朽木白哉の斬魄刀、千本桜の卍解。
下に向けた刃は地面に吸い込まれるかのように消え、白哉の左右から桜並木のような巨大な刀身が姿を現す。静寂の世界で、刀列は桜の花びらのように散り、宙を舞う。
黒崎一護に感化され、ルキア救出をめざす阿散井恋次に対して放った技。
花びらのような刃が恋次に襲いかかる瞬間が、勢いのあるホワイトで表現されている。眼前にありながら、速すぎて捉えられない……。その圧倒的なスピードが、恋次の見開かれた両目から窺える。
*プリントにサイン(直筆)
*綿花を原材料に用いる用紙の特性上、微細な黒点が混じる場合があります。また活版印刷の微妙な色ムラ、微細なインキの飛沫の付着が起こる場合もあります。ご理解のうえ、お申し込みください。
1996年『ULTRA UNHOLY HEARTED MACHINE』(「週刊少年ジャンプ増刊Summer Special」掲載)でデビュー。2001年〜2016年、「週刊少年ジャンプ」で『BLEACH』を連載。2018年、新作『BURN THE WITCH』を発表。2021年、新エピソード『BLEACH 獄頤鳴鳴篇』を公開。
2005年、『BLEACH』で第50回小学館漫画賞を受賞。2008年、コミコン・インターナショナル・インクポット賞を受賞。
突然「死神」の力を得た主人公・黒崎一護(くろさきいちご)を中心とする、バトルアクションストーリー。虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊や、敵の死神達との戦いを通し、一護や仲間の成長を描く。2004年、テレビアニメ化。2016年、連載完結。コミックス全74巻の全世界累計発行部数は、2022年12月時点で1億3000万部以上。「週刊少年ジャンプ」2021年36・37合併号(8/10発売)で、新エピソード『BLEACH 獄頤鳴鳴篇』を発表。2021年12月より、『BLEACH』生誕20周年を記念し、原画展を開催。2022年、アニメ『BLEACH 千年血戦篇』放送開始。


マンガの起源、活版平台印刷機に立ち返る
モノクロームの物語表現であるマンガは、その草創期から、最も原初的な印刷方式である活版印刷で刷られてきました。現在でも「少年ジャンプ」をはじめとするマンガ誌は、カツリンと通称される活版輪転印刷で制作されています。
一方で、かつては校正刷や少部数印刷のために頻繁に使用されていた活版「平台」印刷機は、目にすることが稀になりました。特にA2サイズの印刷が可能な活版平台印刷機は、日本でも世界でも、稼働が非常に限られたものになっています。
もともと活版印刷に最適化した表現であるマンガを、現在考えうる最高のクオリティの活版印刷で作品化できないだろうか。
これが我々の問いでした。
1960年代製造のハイデルベルグ印刷機による「プレス」
少年ジャンプの印刷を行う共同印刷の協力により、長野県で現役稼働する活版平台印刷機と、この印刷機を稼働させられる熟練のスタッフが見つかりました。1960年代に製造されたドイツ製のハイデルベルグ印刷機を用い、コットン100%のアート用紙「グムンドコットン マックスホワイト」に、強い印圧でプレスする。オフセット印刷でも、リトグラフ印刷でも、シルクスクリーン印刷でも不可能な、物理的なインパクトのある唯一無二の表面。そこに触れると、印刷面が凹んでいることが分かります。
マンガ作品はもちろん、希少になった印刷機と、印刷技術を後世に伝えていくことも目的にしたコレクションです。
オリジナルボックスにブロックチェーン連携販売証明書を同梱
すべての作品は、NFT管理サービス「Startrail PORT」に登録されています。NFCタグシール添付のブロックチェーン連携販売証明書を同梱(嘉瑞工房による活版印刷)。NFCタグシールをスマートフォンでスキャンすることでNFTの情報が閲覧できます。美篶堂制作の、集英社マンガアートヘリテージオリジナルボックスに収納してお送りします。
作品サイズ A2(420mm×594 mm)
使用用紙 グムンドコットン マックスホワイト
出力方式 活版平台印刷
セット内容
作品本体
ブロックチェーン連携販売証明書(嘉瑞工房による活版印刷・NFCタグシール連携)
マット紙
有害物質吸着特殊紙
取扱説明書
収蔵ケース
