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池田 理代子
Riyoko Ikeda

ベルサイユのばら / マリー・アントワネットとオスカル

edition 10
作品ID
RV_RC_007_A1
作品サイズ
A1(841 x 594mm), A2 (594 x 420mm)
枚数
2
用紙
Velvet Fine Art Paper
エディション
10

ABOUT THE WORK


作品について

マリー・アントワネットとオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。「週刊マーガレット」1973年36号の、絵物語のカットとして描かれた。

アントワネットは真っ赤なドレスに赤いバラの帽子。オスカルの背後には淡く青で着彩された白バラが描かれている。

赤い帽子を見てみると、バラが大きな花びらのようなつばの上に乗っているのが分かる。そしてその透明なつばは、アントワネットの右の瞳にちょうどかかっており、彼女はこのつば越しににこちらを見ている。瞳が中央で分割されて描かれているが、カラーの作画において、これが自然にまとめられていることに池田の表現力の高さがうかがえる。

オスカルは自信に満ちた表情で微笑んでこちら側を見上げている。革命の火の手があがるのはまだ先であり、宮廷に安住していられたころの、華やかさにあふれた情景である。

*この作品は2枚セットです。
*プリントにサイン(直筆)

SOURCE ART WORKS’ INFO

初出
「週刊マーガレット」1973年36号 絵物語イラストレーション
初出年
1973
底本
『ベルサイユのばら 完全版』5巻
底本発売年月日
2006.03.17
制作方式
アナログ
シートサイズ
350 x 250mm
マテリアル
紙にペン、水彩
撮影〜スキャンデバイス
PHASE ONE Cultural heritage
撮影〜スキャン年月日
2021-12-01
パブリッシャー
集英社

ARTIST

Riyoko Ikeda池田 理代子

1947.12.18 ~

1967年、東京教育大学(現・筑波大学)在学中に『バラ屋敷の少女』でデビュー。1972年に「週刊マーガレット」で連載を開始した『ベルサイユのばら』がベストセラーに。1980年『オルフェウスの窓』で日本漫画家協会優秀賞を受賞。40代で音楽の道に進むことを決意し、1995年、東京音楽大学声楽科に入学。卒業後、ソプラノ歌手として舞台に立ち、オペラの演出も手がける。2009年、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を授与される。

TITLE

ベルサイユのばら

掲載誌:週刊マーガレット
連載開始年:1972

フランス革命期のパリ、ベルサイユ宮殿を舞台にした歴史ロマン。14歳で、オーストリア帝国のハプスブルグ家からフランスのブルボン家に嫁いできた皇女・マリー・アントワネット。彼女を護衛するのは、将軍家の末娘でありながら男として育てられたオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。連載開始から幅広い読者を魅了し、1974年宝塚で舞台化。1979年にはテレビアニメ化された。

制作技法

Archival Inkjet Print


アーカイヴァル インクジェット プリント

集英社マンガアートヘリテージはエプソンと業務提携し、カラーマネジメントのサポートとプリントを委託している。同社のインクジェットプリンタで使用される顔料インクは耐光性を備え、原画に使用された染料カラーインクが色あせてしまうような光のもとでも、オリジナルの色彩を保ち続ける。

EPSON print test petern s

インクジェットプリントは、紙などの素材に直接微小なインクの粒を飛ばして定着させる印刷技術。その方式には、大きく分けてサーマル方式とピエゾ方式がある。インクを加熱し、発生した泡を利用してインクを飛ばすのがサーマル方式。電圧をかけると変形する物質=ピエゾ素子の力でインクを飛ばすのがピエゾ方式。エプソンはピエゾ方式を採用し、進化させ、独自のマイクロピエゾ方式として確立させている。

ピエゾ方式のメリットのひとつに、インクの成分が限定されにくいことがある。インクに熱をかけないため、油性の顔料のように沸騰しにくい成分を使うことも可能である。これによりエプソンは、より耐光性・耐候性にすぐれたプリントの開発を目指してきた。特に顔料インクによるプリントは、高い保存性を持っている。

*強い紫外線の元での耐光性・高温多湿等の環境化での耐久性を保証するものではありません。ご注意ください。展示には紫外線カット効果のあるアクリルフレームの使用を推奨します。

マンガの原画、特に染料系のマーカーで着彩されたカラーイラストレーションは、非常に褪色しやすい。マンガ雑誌の表紙や口絵、コミックスのカバーのために描かれるイラストレーションは、もともと原画そのものが展示〜鑑賞されることを前提に描かれてはいない。印刷され、雑誌やコミックスとして読者の手元で見られることを想定して制作されているのである。線画をコピーしたうえに着彩されているものも多く、キャラクターと背景で切り貼りされているものもある。変色した色の修正を含め、これらの作品化にあたってはレタッチが必要となる。

Pahseone 1 s

2008年からマンガのデジタルアーカイブを進めている集英社では、当初は高精度スキャナEverSmart Supreme II、2015年からは高解像度のデジタルカメラPhase One IQ180により、カラー原画をキャプチャーしている。2020年からはPhase One iXH、Cultural Heritageシリーズを使用。商業印刷では再現できない色の領域まで撮影〜保存することができ、絵が描かれた紙のテクスチャーまでも取り込むことが可能である。

このデジタルアーカイブデータと撮影機材を活用し、原画が描かれた当時の色彩を復元すべくレタッチ。原画〜データ〜プリンタをつなぐ適切なカラーマネジメントを行い、プリントを行っている。

またデジタル作画された作品においては、商業印刷で一般的なsRGB領域ではなく、より広い色域を持つAdobe RGB領域でのカラーマネジメントとプリントを行い、深く鮮やかな色を表現している。

ブロックチェーンによる真正性担保

最高の品質を担保するため、各作品のエディションを限定。作品の情報とあわせて、作品のあらゆる履歴をブロックチェーン上に永続的に記録できるよう、スタートバーン株式会社が運営するNFT管理サービス「Startrail PORT」を採用。作品の価値を決める様々な情報を永続的に記録します。