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永井 豪
Go Nagai

マジンガーZ / 機械の巨神

2024,A1 (841 x 594mm), A2 (594 x 420mm),editions 10
作品ID
MAZ_RC_003_A1
作品サイズ
A1 (841 x 594mm), A2 (594 x 420mm)
枚数
2
用紙
Velvet Fine Art Paper
販売形態
regular
エディション
10

ABOUT THE WORK


作品について

1972年「週刊少年ジャンプ」42号(10月2日号)の表紙に掲載されたイラストレーション。2024年、この絵を高解像度カメラにより撮影。デジタルレタッチを施し、アーカイバル・インクジェット・プリンタを用いてコットン100%の用紙にプリント。原画原寸サイズとA1拡大サイズの2枚セットで作品化した。

ホバーパイルダーに搭乗する兜甲児と、マジンガーZ。ホバーパイルダーが、アニメ版の設定やマンガ版でもその後定着した赤とは異なり、白でカラーリングされているのが新鮮である。「週刊少年ジャンプ」の表紙では、ホバーパイルダーの傾きにあわせ、「新連載SFロボット漫画」「カラー新連載!」「マジンガーZ」の文字がレイアウトされていた。

永井豪は、手塚治虫の『鉄腕アトム』や横山光輝の『鉄人28号』といった先行する作品をリスペクトしつつ、新しいロボットマンガを作り出そうとした。そして生まれたのが、主人公が頭部に搭乗して操縦し戦う、巨大ロボットである。

透明なキャノピーで覆われたホバーパイルダーを守るため、マジンガーZの頭部は左右に張り出している。永井豪は西洋の城の城壁をイメージし、この形をデザインしたという。まさにアニメの主題歌で歌われる「くろがねの城」である。そして時代劇の『鞍馬天狗』から、口元を隠した顔の着想を得た。ホバークラフト、西洋の城塞、時代劇が混じり合い、独創的なヒーローが誕生したことになる。

作品化にあたり、永井豪自身により「マジンガーZ /機械の巨神」のタイトルが与えられた。

*この作品は2枚セットです。
*プリントにサイン(直筆)

SOURCE ART WORKS’ INFO

初出
「週刊少年ジャンプ」1972年42号 表紙
初出年
1972
底本
マジンガーZ VISUAL WORKS: 不滅の力
底本発売年月日
1999.05.01
制作方式
アナログ
シートサイズ
A3 (420 x 297mm)
マテリアル
紙にペン、マーカー、色鉛筆
撮影〜スキャンデバイス
PHASE ONE Cultural heritage
撮影〜スキャン年月日
2024-08-02

ARTIST

Go Nagai永井 豪

1945.09.06 ~

1967年『目明しポリ吉』(「ぼくら」掲載)でデビュー。1968年『ハレンチ学園』を「週刊少年ジャンプ」で連載開始。社会現象となる。1972年にはテレビアニメーションの企画と同時並行し『デビルマン』を「週刊少年マガジン」に、『マジンガーZ』を「週刊少年ジャンプ」に連載する。1973年には『キューティーハニー』を「週刊少年チャンピオン」で連載。ギャグ・コメディからダークファンタジー、SF、ホラーなどその作品は多岐にわたる。2024年現在も連載作品を持つ。2019年には、フランス政府から芸術文化勲章(シュヴァリエ)を授与された。

TITLE

マジンガーZ

掲載誌:週刊少年ジャンプ、テレビマガジン
連載開始年:1972

主人公が巨大ロボットに搭乗し、異形の敵と戦う。

1972年。永井豪は、テレビアニメーションとマンガ連載の企画を同時並行で立ち上げ、その作品世界とキャラクターグッズをつなぐことで、現在につながる巨大ロボットの作品世界とマーケットを創造した。ここから始まった流れは、『ゲッターロボ』(1974–)、『機動戦士ガンダム』(1979–)、『新世紀エヴァンゲリオン(1995–)』へと繋がっていく。

『マジンガーZ』に続き、『グレートマジンガー』(1974)と『UFOロボ グレンダイザー』(1975–)がシリーズ続編として制作され、アジア〜ヨーロッパ〜中南米で大ヒット。グレンダイザーは『グレンダイザーU』として2024年に再びアニメーション作品化された。

PUBLISHER

集英社

LABEL

Real Color Collection (physical origin)

はじめて表現される色彩とディテール

コミックスやマンガ雑誌で用いられるオフセット印刷では再現できない「リアルな色」を表現。A2(420mm×594mm)とA1(594mm×841mm)の2サイズ展開。美術館収蔵の作品に使用されるコットン100%のベルベット・ファイン・アート・ペーパーにプリントします。

2008年からマンガのデジタルアーカイブを進めている集英社では、当初は高精度スキャナEversmart Spreme II、2015年からは高解像度のデジタルカメラPhase ONE iQ180により、カラー原画をキャプチャーしています。2020年現在使用しているのは、PHASE ONE のCULTURAL HERITAGEシリーズ、iXG100MP。商業印刷では再現できない色の領域まで撮影〜保存することができ、絵が描かれた紙のテクスチャーまでも取り込むことが可能です。

REAL COLOR COLLECTIONでは、こうして取り込み、調整された画像を、カラーマネジメントを行なったプリンタに送ります。EPSONのインクジェットプリンタで使用される顔料インクは耐光性を備え、原画に使用された染料カラーインクが色あせてしまうような光のもとでも、オリジナルの色彩を保ち続けます。
(*強い紫外線の元での耐光性・耐久性を保証するものではありません。ご注意ください)

コミックスカバーなどで使われるオフセット印刷の領域を超える色彩表現領域であることはもちろん、紙の原画を超える耐光性・耐久性を持った作品をお届けします。

原画原寸プリントと拡大プリントをセット

紙に描かれた作品をもとにしたコレクションでは、「作家が描いた原寸」サイズのプリントと、A2〜A1サイズに引き延ばした2種類のプリントをセットにしています。原寸プリントでは、その緻密さを。拡大プリントでは、その迫力と、大きくすることで初めて見えてくるディテールをお楽しみください。
*作品により、2種類セットではないものもございます。詳しくは個別作品の情報をご参照ください。

オリジナルボックスにブロックチェーン連携販売証明書を同梱

すべての作品は、NFT管理サービス「Startrail PORT」に登録されています。NFCタグシール添付のブロックチェーン連携販売証明書を同梱(嘉瑞工房による活版印刷)。NFCタグシールをスマートフォンでスキャンすることでNFTの情報が閲覧できます。集英社マンガアートヘリテージオリジナルボックスに収納してお送りします。

作品サイズ A2(420mm×594mm)もしくはA1(594mm×841mm)
使用用紙 ベルベット・ファイン・アート・ペーパー
出力方式 アーカイバル・インクジェット・プリント
セット内容
作品本体
ブロックチェーン連携販売証明書(嘉瑞工房による活版印刷・NFCタグシール連携)
マット紙
有害物質吸着特殊紙
取扱説明書
収蔵ケース

ブロックチェーンによる真正性担保

最高の品質を担保するため、各作品のエディションを限定。作品の情報とあわせて、作品のあらゆる履歴をブロックチェーン上に永続的に記録できるよう、スタートバーン株式会社が運営するNFT管理サービス「Startrail PORT」を採用。作品の価値を決める様々な情報を永続的に記録します。